2014年になったので、年度入りアドレスでブログを新調した。
はてなには知り合いがいないので、ブログはどんなものでもいいのだけど、なんとなく気分転換。
毎年1月1日は、除夜の鐘を聞きながら家を出て、家族と一緒に神社とお寺に向かい、お焚き上げを見たり、豚汁や"ぜんざい"をいただいている。
もう何年も同じことを繰り返しているのだけど、今年はひとつだけ違うことをした。
お賽銭を10円ではなく25円にしたのだ。
『二重のご縁がありますように』ということで25円らしいけど、初めて聞いた時はどうかしてるぜと思った。
15円なら「十分なご縁がありますように」、45円なら「始終ご縁がありますように」となるのだろうか、なんて。
でも、毎年無料でぜんざい等をいただいているので、少しでも多い方がいいかなと思い、25円案にのっかることにした。
毎年行っているのは、近所の神社&寺。
行き始めた何年前だっただろうか。10年?15年?
地元の小さな神社や寺なので、当時は殆ど人がいなかったけれど、鐘の音とお経が荘厳に響き渡っていて、私達だけの特別な時間を過ごしているかのような心地良さがあった。
ところが、4~5年ほど前から突然人が増え始めた。
どのくらい増えたかと言うと、参拝者の列が境内からはみ出て一般道まで長く続き、信号の前に人山ができるほど。
人が増え始めた年には既にかなりの人数だった。
お焚き上げの炎が見えなくなるくらい人々が集まって暖をとっていたり、豚汁などの配給ポイントではカオスな人だかりができていた。
震災の前からなので、なぜこんなに突然人が増えたのかは分からないけれど、毎年通っている者からすれば、ただただ驚くばかりの変化だった。
人混みも困るといえば困るのだけど、ドンチャン騒ぎをしているわけではないので、まあ何と言うことはない。
ただ非常に残念なのは、鐘がつけなくなってしまったこと。
以前は行けばすぐに鐘付きができたけど、今はとても無理……
私はその鐘付きを楽しみにお寺に行っていたので、長蛇の列を見た時はショックだった。
でも私の鐘というわけではないから、仕方がない。
行列をみた瞬時に諦め、それからは豚汁や"ぜんざい"を楽しんでいる。
それと、お寺では御仏籤がなくなった。
豚汁・ぜんざい・餅も御神籤もすべて無料なので、人が増えれば維持できなくなるのは必然だし、今となっては人が多すぎて御仏籤をひかせるスペースもない。
習慣がなくなったのは寂しいけど、仕方がない。仕方がない。
人は毎年増え続けていて、小さな子供を連れたファミリーも見かけるようになった。
お祭り感があるというか、みんなイベントを楽しんでいる感じ。
きっとそれはそれで良いことなのだろうと、身勝手な喪失感を諌めている。
そんなこんなで、神社で御神籤を引いた。
『大吉』だった。
うれしい!
けれど、4年ほど前まで私は『大吉』しか引いたことがなかった。
どこで何度引いても『大吉』。
無駄に運を使っていた感は否めないけれど、この4年は末吉や中吉や小吉等々。
初めて凶を引いた時はダファ!!!となった。
だから、今回は「大吉が返ってきた!」という思いで、よりいっそう嬉しかった。
御籤で何を引こうと結果は変わらないのだけど、少なからず私は「大吉かぁ大事にしなきゃな、頑張ろう!」と思ったので、人の心を動かすくらいの効能はあるかもしれないなと思う。
今年も程々にくじけつつ、頑張りたい。
皆様にとって2014年が良い年でありますように。
ご多幸をお祈り申し上げます。