ノモア

no more, no less

竹田恒泰さんとオリンピック

 Twitter / takenoma: 日本は国費を使って選手を送り出してます。選手個人の思い出づく ... 

 

竹田氏の発言について考える

私「竹田さんは、<オリンピックは国家事業であり、国民の代表として参加しているのだから、最後までその心構えを忘れないでほしい>というようなことを言っただけなのに、なぜあんなに叩かれてしまうのだろうね」

 

A「でも本人は悔しかったとおもうよ。20年もやってきてメダルとれなかったから」

 

私「そうなの?じゃあこれが最後になるかもって思いだったのかな?」

 

A「そういうこともあるかもね」

 

私「だったらそこまで言わなくてもいいかもね。だからみんな過剰反応していたのか」

 

A「まあ上原じゃなかったら分からないけどね」

 

私「上原?それって愛子さんのこと?」

 

A「そうそう。いまや30歳過ぎの女が可愛いって言われるんだから驚くね。高齢化しているってことだろうね」

 

私「上原さんのことじゃないよ。竹田さんは上原さんは感動したと言っていたから」

 

A「いや、それは記憶違いだよ」

 

私「でも、確か、予選落ちした選手の話だったと思うよ」 

 

A「いやいや、上原じゃなきゃここまで騒ぐわけないでしょ」

 

私「え?いや・・・あ、ちょっとまってね、ツイートがどこかにあるはず…(検索)」

 

A「何か勘違いしているんだよ。そんなわけないから」

 

私「あ、あった」

 

 

 A「それは読んだよ」

 

私「上原さんについても言っているツイートがあって・・あった」

 

 

A「それいつ?」

 

私「一連のやりとりの中。後から付け加えたわけじゃないよ」

 

A「いや、何か違うな。それで騒ぐはずないと思うんだけど」

 

私「それでこの後、国税云々のやりとりがあって」

 

 

A「・・・」

 

私「そしたら、そのあと急に切腹どうこういう人が現れて、ええ?!と思ったんだけど、」

 

 

A「・・・」

 

私「なぜかみんな竹田さんをバッシングしはじめちゃって・・・」

 

A氏が無言のまま答えなくなったので、話はここで終わらせました。

 

 

問題1

私が本件で嫌だなと思ったのは4つで、1つは、このツイートを検索した際、幾つかのサイトを見ましたが、なぜか上村愛子を擁護している部分は引用されておらず、国税の下りばかりがクローズアップされていたことです。

国税の下りは主張の本筋ではないでしょうからね・・・やはり悪意を感じます。

 

 

 問題2

私は竹田さんと同意ではありませんし、特別庇いたいわけではありません。

ただ、そこまで批判されるほどの要望ではないと思います。

特定分野の能力が高いことが何かの免罪符になってしまう方が怖いですし、今回は予選落ちした選手ですから、能力がどの程度なのかも分かりません。

 

 

そもそも、竹田さんは勝ち負けについては言及していません。

「懸命にやって負けたのなら清々しさすら覚える」とさえ言っています。

指摘しているのはあくまで予選落ちした選手のヘラヘラした態度です。

 

スポーツ選手に品位を求めるのは、そんなに難しいことでしょうか?

私には、選手を擁護している人達の方が、選手に対して差別的な感覚を持っているような気がしてならないのです。

 

反論はいいと思います。

でも、「委員長の息子」「華原さんにフラれたから」「大して税金払っていないくせに」といった非難は誹謗中傷であり、反論ではありません。

竹田さんの発言よりも、対する誹謗中傷の方が遥かに語気が荒く、内容的にも問題です。

 

「楽しい」ぐらいの気持ちじゃないと体がこわばって実力をフルに発揮できないのは今やスポーツでは常識の範囲

 

この意見も、一見もっともそうではあるのですが、負けて悔し涙を流す選手もいれば、メダルをとってくれたのに頭を下げてくれる選手もいるわけです。

 

個人差はあると思いますが、表現と実態は別物ですし、仁義を持って成果を出せる人と、不義理なうえ結果も出せない人がいるなら、前者に参加してほしいです。

 

※ちなみに、竹田さんはメディアでも活躍されていますし、かなり本も売れているので、それなりの額を納税されているのではないかと思います。

 

問題3

 「国費を使って思い出づくりはけしからん!」→実際、五輪選手にいくら出てるの? | もぶ太の部屋 

 

 こちらのブログでは、

国税が費やされているといっても、その多くはJOCの運営費などで、選手に直接渡っている額は1億円程度だ。文句言うほど、国民1人の負担額は多くない」

という反論がされています。

 

賛同者が多いようですが、これには2点間違いがあります。

1つは、選手の力だけで公正な競技を行えるかどうか、という問題です。

 

オリンピックの主旨を考えれば、戦争利用されることはあってはならないことですが、残念ながら、多額の国家予算が動く祭典ですから、国家間の駆け引きを一切排除しろというのは大変難しいことだと思います。

 

ただ、全く存在意義がないかというと、違います。

オリンピックは、銃弾を金にかえる力があるのです。

 

 

この発言について文句を言っている方もいますが、竹田さんの言っていることは事実です。

 

お金による解決を「品がない」と捉える人もいますが、人の命が奪われるよりマシです。

弾丸による対峙より、ずっと綺麗に解決できます。

場合によっては、草木1本倒れずに済むのですから。

 

もちろん最善の方法ではありません。でも、事実、戦争は存在します。

日々他国から圧力をかけられて生きている日本人なら、自分達が清廉潔白なだけでは諍いを避けられないことを理解できますよね。

 

敵だらけの海原に選手だけ送り込んでどうにかなるでしょうか?

JOCが具体的に何をしているのか知りませんが、支援団体なくして成り立つほどオリンピックは小さな話ではないと思います。

 

JOCの金の流れに問題があるのなら、追求して改善させるべきだと思います。

でも、それと選手に渡る額の問題は別物です。

 

問題4

報酬も含めると選手に渡る金は1億円よりは多いと思いますが、さて、その額は妥当なのでしょうか。

 

選手を擁護をしている方達は、日本国民VS竹田氏といった構図で語っているように感じましたが、大前提として、オリンピックを望んでいない(楽しみにしていない)人達も一定数いることを忘れてはいけないと思います。

 

それと、オリンピックへの参加は選手が望んで勝ち得た権利だということも重要な点です。

 

 

オリンピックの参加権は、必死に頑張って選手が勝ち取ったものです。

「出てもらっている」という意見は善意によるものだとは思いますが、少し側面的な解釈のように感じます。

 

竹田さんはオリンピックを楽しんでいらっしゃるようですが、世のスポーツ嫌いからしたら、オリンピックは地方にグリーンピアのような公共施設が建てられるのと一緒です。

それを望む人にとっては何が得があるのでしょうが、全ての人に恩恵があるかというと分かりません。それと一緒なのです。

 

それでも、望む人がいて、誰かの希望になるのだとすれば、望まない自分に直接利益が回ってこなかったとしても、まあいいかなっと思っている人もいるわけです。

 

でもそういうアンチにしてみれば、態度の宜しくない選手の価値はとても低いです。

 

 

言いたいことは分かりますが、これを公共事業に置き換えていえば、

「誰も使わない施設なら最初から作るなということですか?」

ということです。

 

こうした意見は、スポーツの存在やオリンピックを好意的に受け止めているという前提ありきのものです。

いわば、「公共施設は必要だ」という立場で語っているわけです。

 

オリンピックの開催国が招致に巨額の投資するのは、それだけ見返りがあるからですが、開催国以外は外貨獲得に繋がり難く、入と出のバランスがどんなものか・・・とても微妙だと思います。

 

これが「平和な戦争」であることを考えると、損得は長い目で考えなければ分かりませんから、外貨獲得に繋がらない=損、とは言い切れません。

 

ですが、それは同時に大義を捨てては臨めないということでもあります。

国益を左右するものであれば、国家をあげて応援するのは当然ですが、その場合、選手は国家の代表として参加していることになるため、(報酬の金額に関わらず)賛否ある国民感情を無視するわけにはいきません。

単なる趣向・エンターテイメントとしてのスポーツなら、国民はただの客ですから、配慮するかどうかは提供側が考えればいいことであり、費用もスポンサーが負担すればいいことです。

 

でも実際は国民の意思に従って参加しているわけではありませんし、 スポンサーが全て賄っているわけでもありません。

とても曖昧なものなのです。

  

オリンピックについては、「国と選手の利害が一致している」と捉えるのが妥当ではないかと思います。

批判も擁護も、強く言及すれば誰かしら損をします。

可能な限り、公平中立な立場で議論していく方がいいと思うのです。

 

 

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