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年金制度の改善案「受給期間を上限20年にする」

年金問題のウソと改善案 - ノモア

↑に詳細を書いていますが、計算が細かくて長いので、こちらに要点を記載します。

 

改善案

●年金受給期間を65~84歳の20年間にする。

●年齢に関わらず、自活資産の無い方は生活保護を受給する。

※85歳以上で金融資産5000万円以上の富裕層は、自己資産で自活します。

※85歳以上で資産が無い人も生活保護を受けれます。

 

付随する改善案

●65歳以上の金融資産5000万円以上の富裕層に対し、数%の資産税を設けます。

 

ポイント

  1. 年金は10~15年受け取れば、払った保険料(「元」)以上をもらえます。
  2. A.85歳以上の金融資産5000万円以上(総額50兆円)の富裕層へ金銭支援をやめることで、B.65歳以上の生活保護費(1兆円)を全額捻出できます。
  3. 65歳以上の金融資産5000万円以上(総額238兆円)へ6%の「資産税」をかけることで、14.2兆円の税収が生まれます。(30年間) 
  4. 消費税増税分から高齢者福祉費として使われる1.5兆円を利用できます。

 

※A.年金:85歳以上の富裕層90万人以上、受給額 一般平均16万円 

※B.高齢者の生活保護:受給者78万人、受給額 平均12万円

※(3)(4)は『年金問題』が深刻化する2050年辺りを救済するための財源なので、高齢富裕層への「資産税」は25年間だけ運用できれば良い制度です。

 

年金問題』のおさらい

今の高齢者は子供を沢山産んだこともあり、生産人口数がそれなりにいるので、年金制度自体は安定しています。

しかし、現在40代の団塊ジュニア世代はあまり子供を産みませんでした。

なので、この世代が年金受給をする際に、年金収入が少なくなります。

これが年金問題です。

 

団塊ジュニアが年金受給をする2050年前後の25年間が、制度として苦しい時期です。

2040~2060年あたりです。(改善案では、ポイント(3)(4)の財源で解決)

 

年金は、人口数ではなく人口割合が重要で、2070年以降は人口割合が落ち着くので、自然と年金問題は解決していきます。

 

NG

  • 少子化」解消では解決しません。むしろ、ベビーブームによって悪化します。
  • 2003年前後に日本の人口数はピークに達しています。いま子供を増やすと、人口が急増して社会保障制度が破たんします。
  • また、第三次ベビーブームが起こると、子供達世代へ問題を先送りすることにもなります。
  • 年金と生活保護を一体化すると、保険料が一律化するか、消費税が増税されるので、どちらでも低所得者層への負担が重くなります。
  •  年金制度がなくなると、高齢者の医療費負担等により、一般水準の所得家庭は生活が破たんします。

 

「資産税」への懸念

「資産税」をかけたら海外へ逃げてしまうのでは?

この改善案なら、受給資格がある人は84歳までは年金を受給できますし、「元」をとれます。

資産税がかかるからといって、高齢者になってから海外へ移住するのは損です。

 

そして、年金受給期間が終わるのは84歳です。

誰でも海外移住できるとは思えませんし、資産税は25年間持てばいい制度ですから、この時点で大方の役目は果たしています。

しかも、確実に移住分の医療費などは減りますから、さほど痛手になりません。

 

金融へ「資産税」をかけると固定資産等にかえてしまうのでは?

売買によりお金が社会に回ります。

そのぶん他の税収が増えますから、国費との間で資産税の不足分を調整すれば良いと思います。

 

貧富の差

高齢者の貧富の差は深刻で、富裕層の7割を高齢者が占める一方で、高齢者全体では貧困層の方が多いです。

なぜそんな貧富の差が生まれるかといえば、1割の人達が全体4割の金融資産を持っているからです。

高齢者かどうかではなく、お金を堰き止めている富裕層から正しく徴収し、社会へ再配分する必要があります。

 

考えてほしい

まず、今のところ年金は大丈夫です。

それは高齢者が沢山子供を産んでくれたおかげでもあります。

おそらく感覚的に高齢者批判している人が多いのだと思いますが、現在の高齢者を責めるのは明らかに間違いです。

 

年金の運用方法(世代間扶養)についても、受給者には関係ありません。

その理屈は民間の保険と同じです。

実際、積立金(余った保険料)の投資黒字からの入金は増えています。

 

また、損がある制度では誰も真面目に保険料を納付しなくなります。

公平で、権利者が損をしにくい制度でなくてはいけません。

 

若者による高齢者批判の多くは、自分の首を絞めるものです。

まだ年金をもらっていなくても、間接的に十分な恩恵を受けています。

年金制度の恩恵をどれだけ受けているか知り、賢く利用していくべきです。

 

悲しいのは、普段は、人権だ!差別は最低だ!と言っている人達が、高齢者批判を繰り返していることです。

そんな非人道的なことを訴えなくても、知恵をもって解決できるはずです。

 

高齢者も幸せな社会でなくてはいけません。

もしそうでないなら、何のために子供を産むのでしょうか?

子供達は、いつか邪魔者にされるために生まれてくるということになります。

 

政府は年金受給開始年齢を引き上げようとしています。

でも、逆に上限を設ければ、損をする人は物凄く少なくなります。

自活できる富裕層への過剰支援をやめることで、歳出が極端に減りますし、富裕層への少しの資産税で、その子供世代へ渡る新たな財源が生まれます。

 

たとえ全ての解決策にならなくても、受給開始年齢の引き上げや、受給金額を減額よりは、上限を設ける方が遥かにマシであるはずです。